トリハシ ~とりあえず走ってくるわ~

何でもかんでも悩みは走りながら考える子供2人の父親ランナー

15位

昨日の一気登山大会、15位。1時間31分で登頂。

 

5:40 起床

6:00 家事しながら朝食

7:00 追加であんぱん食べる レース前の贅沢

7:20 家を出る

8:00 到着 バス移動+ジョグ

9:00 別府市長のピストルで号砲が鳴る

前回の大会は幸運にも8位だったので、今回は一桁台のゼッケンを貰う。なのでスタートも最前列。勢いよく飛び出すもガンガン抜かれる。ガーミンでペースを見ると3:20!速い!ここ最近、こんなペースで走った事無いのに一応スピード出るんだな、と感心する。

まず15分くらい河川敷を登る。最初の曲がり角で自分の順位を確認する。現在18位。昨年は、この時点で20位だったので「よし、順調。ここからだ」とめちゃくちゃ前向きな気持ちになる。テンポよく足を進め2人を抜き16位。

 

目の前に5人くらいのグループ。これを一気に抜かそう・・・、と思った所で異変に気付く。ダメだ。このペースじゃ到底走れない。苦しい。

 

脚も心拍も全然だめで目の前だったグループは遠ざかり、次々に交わされていく。そりゃ去年のように山を登る練習をしては無かったが、まだ開始10分だぜ。どうした。

 

歩くように、というか歩きながら忙しく自己分析。身体の疲労感が強い。4月に入り新しい環境で心拍数が高いまま生活をしてきたせいだ。仕事が忙しくなったのは自分が選択した事。ランニングは止められない。身体が回復していないのは、睡眠の質が落ちた事。それは毎晩、酒を飲んでいるからだ。酒を控えることは意志があれば出来た事。それをしなかったのは、この大会に対する敬意が足りなかったのだと走りながらに思った。前回上手く走れたことで生じた甘さ。そのツケで、今の自分は死ぬほどきつい。自宅の近所を通るコースなので本当に「リタイア」がよぎる。くそう。こんなはずじゃなかった。

 

後続に大集団が迫る。せかされるように歩を進める。嫌だ。このまま終わりたくない。せめて30位以内を確保し、来年に繋げなくては。

 

「いま」と向き合い始める。

 

「いま自分にできる事」を全力でやる。覚悟が決まる。懸命に脚を動かす。山の中に入り涼しくなったおかげで集中力も増す。自分の良い所は登りの強さ、脚の筋力が多いところ。リズムを意識して動く事で呼吸も整いだした。

 

鶴見岳の登山道に入った所で、回復を感じる。後ろを振り返る、まだ後続のグループは見える範囲にいる。前は見えない。ペースを上げる。その後、山中で何人か抜く。もう自分が何位なのかも分からない。とにかく出し切るんだ!

 

1時間31分。昨年より2分遅く15位で登頂。あんなに潰れたのに、後半良く粘れた。達成感はあった。

 

息子が陸上教室に通い始めたため、家族のお迎えは無く家まで6Kジョグして下山。あんなに酒を飲んだ事を後悔したのに、ビールを飲みながら家族とバーベキュー、そして庭の芝に寝転んで日向ぼっこで昼寝、という充実した日曜日。めちゃくちゃ疲れたが、生きている事を実感できた素晴らしい休日。