うちの会社は数年前まで、かなり営業に力を入れていて体育会系の社員が評価される仕組みだった。僕はといえば、持ち前の承認欲求の強さが満たされるその仕組みにのめりこんで、小さなコミュニティの上位にいた。若手の社員を育てるのも「自分は今までこうやってきた」「俺をみろ、そして真似ろ」くらいしか出来ていなかったと、今になって痛感している。
会社も僕も色々あって、営業だけでは通用しなくなり今はもがいている時。最近、愚痴をこぼす事が多かったが、大切な人たちと話す機会を設けて貰い「今、自分は変わろうとしているんだ」という所に来た感じがする。ちょっと余裕？というか安定してきたのかな。こういう時に人に恵まれている事を感謝する。粋がっている時には気づけない己の未熟さ。まだ周囲に人がいる時に気付けて良かった、と思う。
つい最近、他部署の上司が「人を変えようなんておこがましいわ」と言っていたのが、ずっと残っていて「人を変えようなんておこがましい」を検索した。
◇自分がやっていること、やってきた事が最善だったのか
◇一番身近な「子供」も言った事なんかしない
◇準備が出来ていない人に、自分が良いと思っている言葉を伝えても響かない
◇そもそも言われなくても心当たりがある人は自分で気付いている
◇人には個性があるように、変わるタイミングも人それぞれ
◇大切なのは相手を尊重し、タイミングを待つ事
◇アドバイスをした事を素直にやらない人を非難する資格も権利もない
◇悩んでいる暇があれば自分を更に磨くことに費やすべき
◇自分自身、誰かの言葉で変わったことがあるのか？
◇本当に人の立場に立てる人は「あなたに話をする人」ではなく「あなたの話をよく聞いてくれる人」
◇「お前の為に言っているんだ」は禁句。相手は確実に心が消耗していく
◇私たちの目的は「人を都合よく変える事」ではない 自分を成長させるために己の中にある潜在能力（可能性）を掘り出しそれを広げていく事
短時間でもこれだけの言葉が拾えた。勉強不足だ。営業が出来れば「人間力が高い」と完全に思い上がっていた。その営業も抜きんでたモノではないのに。
こういう勉強をするのは、きっと好きだ。スタートラインに立てた、そんな気がする。
