トリハシ ~とりあえず走ってくるわ~

何でもかんでも悩みは走りながら考える子供2人の父親ランナー

彼の人生は彼のもの

三連休、あっという間に終える。ざっと振り返り。

 

初日

朝から30K走をする。妻の勤務の関係や、子供の部活の関係で連続30Kではなく、9K走って、一度帰宅。家事を済ませて再び21K走するという時間割に。

9K走って帰宅したら、家にいるはずの息子がいない!焦る。急いでバイクに乗って、思いつく限りの場所に行ってみる。結果、学童保育に一人で行っていた。何度も1時間以内に帰るから家で待っておくように伝えたが、本人は早くサッカーの練習がしたかったようだ。強く叱ってしまう。

「人の話を聞け」

もう小3なので、そろそろ「もうちょっと落ち着いては?」と思うが、冷静に考えれば自分の幼い頃の方がよっぽど問題児だった。何度、両親に頭を下げさせた事か。

息子発見後、正式にサッカーの練習に送り出して続きの21K走。トータルで5:30ペースぐらいで完走。

夜は子供のリクエストでサイドメニューが充実した焼肉バイキングへ。腹がはち切れそうになり、胃が痛いよう・・と思いながら眠る。

 

2日目

深く眠れず早く起きて家と家の周辺の草刈り。この時期の雑草の成長は半端ない。

9時過ぎから息子の陸上教室へ。息子が日陰で体幹レーニングを中心としたメニューをこなす中、隣接する別府公園で9Kジョグ。日陰が多いので助かる。下り坂は全力で下る。7月は走行距離を短くし、全体のペースを上げるという試み。

昼ご飯はそうめん。一時間昼寝した後に、家族で海に泳ぎに行った。娘の楽しんでいたのが嬉しかった。父親はビール、妻と子供はかき氷を楽しんだ。帰宅後、大量の焼きそばを焼いて夏らしい一日を終える。

 

3日目

妻は仕事。息子のサッカー初練習試合。8時集合、13時解散。

炎天下の中、三試合をこなした。二試合目にはキーパーも経験。お団子サッカー。

父として初めてサッカーの練習試合を観戦し、思うところはかなりあった。大敗した試合もあったし、息子がもっと動けると勝手に思い込んでいた。

運動量は多い方ではあったが、当たり前だけどめちゃくちゃ下手くそ。そりゃ練習も、まだ三回くらいしか行ってないもんな。当たりも弱くて、同じくらいの体格の子に何回も吹っ飛ばされていた。すげー悔しかった。とても受け入れがたかったけど、それが今の彼の実力。サッカーでどうなりたいかは彼次第だし、「運動センスにあふれる息子」を勝手に期待し、欲していたのは単純に親の欲が深すぎるんだと一日経って思えた。

彼の人生の主役は彼で。

僕の人生の主役は僕で。彼は僕の人生に欠かせないものではあるが、彼を親の思い通りの枠にはめるのはちょっと違うなぁ、と。

自分自身も高校時代は弱小のラグビーチームだった。それでも部活をしていて良かったと思えるし、勝つだけがスポーツの意味ではないと思う。

世の中、正義が通るわけじゃないし、白黒もはっきりつかずほとんどがグレーな世界。息子の陸上やサッカーを応援していれば、これからも何度も同じような思考にグルグルと縛られそう。答えなんかないんじゃないか?それでも、その時の息子の気持ちを大切に父親として出来る事を一緒にやってやりたい。今日はランニング後に、公園でボールを一緒に蹴り合った。大量の虫に刺された7月の夕暮れ。

 

酒を飲んでカタカタ打って、読み返しては消して足してはまた消して、消し疲れて今日は就寝。