トリハシ ~とりあえず走ってくるわ~

何でもかんでも悩みは走りながら考える子供2人の父親ランナー

20230205 別大マラソン振り返り

一晩寝て、更に筋肉痛が悪化。ゾンビ歩き。一年ぶりのフルマラソンのダメージは凄い。なめていたわけでは無いが、フルマラソンの過酷さを思いしった15回目のレースだった。忘れないうちに簡単に振り返り。

 

6:10  起床。よく眠れた。腸を動かすためにも犬の散歩に行く。

7:00  朝食。ご飯、味噌汁、あんぱん、コーヒー。おかずが無かったのでツナ缶にマヨネーズでグルグル

      したやつ。お通じ過去最高!夜の鍋が良かった。

8:10  洗濯やら家事を済ませて家を出る。カテゴリー4なのでバスの出発が早い。

8:30  バスに乗る。検温は乗車前の一回だけ。「どのカテゴリーの方も乗車可能です」とアナウンスして

      いたので、こんなに早く来なくても良かったと思う。

8:45  テントに入る。早い到着だったのでストーブの近い場所をゲット。

11:00 水分を取りながら本を読んだりして時間を潰す。着替え始める。

11:40 慌てなくていいや、とのんびりしていたら移動が始まっていた。慌てて並ぶ。

12:00 号砲が鳴る。ゲートをくぐるまで約1分。スタートボタンを押しレースが始まる。

 

応援に来てくれた友人、職場の人、家族の声援に応えながら進んでいく。ハーフまではこれといって大きな問題も無く進む。この日の設定ペースは4:20~4:25。きつくは無いが決して楽ではない。別府の市街地を抜けてからは、前のランナーの脚元を見ながら集中して進んでいく。

 

28K地点 去年はこのあたりから大失速。今年は設定も落としているので、まだ足は残っていると確認出来た。

30K地点 数分前にトップのランナーがゴールした事を知らせる号砲が鳴る。脚が攣りそうな感じが強まる。ここまで10Kくらい正確に4:20~4:25で刻んでくれていたランナーに付いていく事を諦め、攣らないように少しペースを落とす。ここで冷静な判断が出来た事で、それなりに最後まで大崩れせずに走れた。30K~35Kまでは中々の向かい風で単独走がつらかった。4:30~4:35くらいで進む。レースから降りるランナー、歩き始めるランナーが増え始める。

35K地点 折り返した途端に無風に。きっと追い風だったんだろう。「よしっ!」と思って一応ペースを上げかけてみるが、すでに上げるほどの足は残っていなかった。むしろ、止まったり歩いたりした瞬間に足が攣りそうな感じになっている。絶対に歩かない、そしてキロ5分を越えない事を目標に進む。

40K地点 「しんけんきちーなぁ」(とてもきついね)と書かれた応援のボードを声に出して読んで笑う。笑顔になったことでここの区間だけちょっとペース上がる。

ゴール地点 走り終えたランナーがトラックを囲み「ラスト400!」とか「ラスト200!」と声援をくれた。グロスで3時間9分。ネットで3時間8分。役員を務める同級生がゴールで待っていた。「ちょっと横になりたい」と言うが「座ると脚が攣るから歩き続けろ」と言われ座る事を許されなかった。けど、確かに脚は最後まで攣りそうで攣らなかった。立ち止まったらダメなんだな。表彰式が行われていて横田卓球選手をみる事が出来た。

寒くて体が震える。吐き気が強くなる。リュックを受け取ってしばらくテントで寝込む。隣で若いランナーがパンを無心に食べている。うらやましくも、水分すら受け付けずおえーっとなる。

騙し騙し何とかバスに乗って帰宅。よっぽど追い込んだのか、久しぶりに指に強皮症の症状が出る。寒くて足が痛くて、吐き気が強い。一時間こたつで暖まり徐々に回復。身体が落ち着いてくると、あれだけきつかったのに「あぁ楽しかった」と心底思えた。

 

今回は1年ぶりのフルマラソン。思っていた以上に体力が落ちていたと実感した。練習不足、そして体調管理が悪かった。友人が撮ってくれた写真をみると明らかに去年より太ってるしな。

 

3時間5分は切れなかったが、仕事の試験が終わって2ヶ月でここまで走れたこと、レース中に自分の感覚を信じコントロール出来た事は良い経験になった。しっかり今の自分のベストは尽くせた。2023年2月現在の自分は3時間8分ランナー。これが今の立ち位置。

 

何のために走っているのか?どうなりたいのか?目標を曖昧にして本気になる事から逃げちゃいないか?

高校時代は「指導者からやらされているラグビー」をしていた。社会人になりラグビーの楽しさを覚え「高校時代にこれくらいの意識持ってやってたらもっと伸びたのになぁ」と何度も思った。

 

今もこの時の感覚と似ている。43歳、あの頃まだ若かったのに何で意識を持って取り組めなかったんだろう、と老いた時に思わぬようにする。今年の目標を明確に掲げしっかり取り組んで行こう。この辺は、もっと考えていかなくては。

 

とりあえず体が癒えたら佐賀に向けて取り組んで行こう。と思いながら酒を飲んでいる。