トリハシ ~とりあえず走ってくるわ~

何でもかんでも悩みは走りながら考える子供2人の父親ランナー

2021・12・12 青島太平洋マラソン レースレポ

久しぶりの大きな大会。人が多い所では声援が禁じられていたようで、拍手での応援。ラストの折り返しを終えてゴールまでの5Kくらい、全く余力は無かったが口は動くので高校生が「頑張ってください」と言ってくれる度に「ありがとう」を返した。「あー!」とか「きつー!しんどー!」とか吠えながら「ありがとう」を連発するランナー839。大会を開催してもらい、感謝しかないです。めちゃくちゃしんどくてめちゃくちゃ楽しかった。ありがとう宮崎。前日の夜からレースを振り返ります。多分、長いです。

 

前日は13時に別府を出発。大会に参加する他部署の上司2人と車で宮崎へ。車内では会社の事と家族の事を絶え間なく話し続ける。口にするおやつはチョコレート。

16時 会場から少し離れたホテルに到着。シャワーを浴びてベットに横たわると喋り疲れたのか少し寝る。

17時半 夕飯へ。宮崎名物の鳥の炭火焼、チキン南蛮と大盛りご飯セットをいただく。上司2人はビールを2杯飲む。くー!飲みたいけど明日まで我慢。

19時 ホテルに帰り着き、帰り道のスーパーで買った大きなリンゴ(王林)を丸ごと食べて栄養満タンに。風呂に入る前に鏡で見ると、腹がぼっこり丸々している。土曜の朝の体重は58㎏ジャスト。夕飯後は予想では59㎏を超えたんじゃなかろうか。

20時 することも無くなったのでアラームをかけて部屋を暗くして眠くなるまで本を読む。すぐに眠くなり20時20分消灯。隣の部屋の上司が電話をかけている話し声がでかくて嫌だなぁ、と思っているうちに入眠。

7時40分 起床。予定では4時10分起床のはずだったのにこれじゃ間に合わん。つーかなぜ起こしてくれなかったんだ。

という夢を見て目覚めるとまだ23時30分だった。

 

4時 起床。アラームの10分前に起床。アラームを止める。熱めのシャワーを浴びる。さまぁ~ずチャンネルを見ながら出発の準備、ストレッチ。

5時 朝食。ホテルのバイキング。ご飯、納豆、ウィンナー、塩鮭、生卵、味噌汁、小さなパン、オレンジジュース、少量のコーヒー。

5時30分 会場目指して出発。車内でモンスターを1本飲む。1時間弱で会場に到着。ちょっと歩いて便を促す。結局、スタートまで便意無く、10分トイレに並んでは大きなオナラがすぅ~っと出る事が2回繰り返された。昨夜の大盛りご飯、どこいった?で、ナイーヴになり過ぎても悪いので、全て栄養になったと思って忘れるように心がける。

7時半 会場入り。車内で上司(40代後半)の好きな加山雄三を聴いた後はいよいよ会場へ。10日間の健康チェックの結果と、検温/消毒を済ませ着替える場所探しに。

8時 トイレに行ったりスタート位置を確認したりして時間を過ごす。足裏には習ったテーピングも施す。

8時半 整列。もう少しゆっくりでもいいかと思ったがAブロックも3分の1が埋め尽くされていた。8時40分ごろ、サブ3のぺーサーが登場。ぺーサーはAブロックの真ん中に配置するとHPには書かれていたが、Aブロックの先頭へ。この頃からサブ3を目指す人の割り込みが激化。自分も割り込みした事が全く無いわけではないが、遅れてきて割り込むってちょっと恥ずかしい。人の振り見て・・、自分も気を付けよう。カウントダウンが進み、気分が高揚していく。

 

9時 号砲 スタート位置まで来てから腕時計のスイッチを押す。

サブ3のぺーサーは全く見えない。くー!いきなりの計画変更だ。すると、二列前くらいに長崎トライアルマラソンで初サブ3を達成した時のランナーが、チームでお揃いの恰好をして走っているのを発見。彼らならサブ3を狙っているのに違いないと思い、その集団の後ろについていく事に。

 

ジョグ!このペースならジョグだ。きつくない。と安心して付いていく事7K地点。時計を見ると4:25ペース。あれ?サブ3目指さないのか?チームで女性ランナーに声を掛けている。今日はきっとこの女性ランナーのぺーサーをしてるんだな。とようやく気付く。膝に不安もあるし、今から追い上げる勇気も無く、しばらく付いていく事に。

13K地点。徐々にペースが落ちてきた感じがしたので単独走へ。

17K地点。左膝が強烈に突っ張り出す。鋭く痛くは無いが、一歩一歩が気になる引きつり。それなら20Kまでちょっと飛ばしてレースを終えよう。残りの半分をキロ5分で走って完走目指そうとプラン変更。10秒くらいペースを上げる。どんどん人を抜く。

20K地点。あれ?膝の痛みが消えている。なら、このまま行って25K地点でレースを終えて、残りはジョグだ。

25K地点。めっちゃ調子が良い!飴とか塩タブレットも5個持って行っていたのに、食べるの忘れるくらいレースに集中していた。下り基調の28Kで、この日最速の4:02が出た。多くのランナーを抜いて楽しかった。もしかしたらぺーサーにも追いつくんじゃないかと、妄想が膨らんだ時。

30K地点。きつくなってきたが、何とかこのペースで35Kまで行きたい。

 

とレースに集中出来ていたのか30Kまでは、あっという間だった。

35K地点からキロ5分となっても3時間一桁台の記録は出るなぁ、と思っていた。

 

この日はスタート時の気温が13℃、ゴール時は20℃と暑かった。風速が3mから、ゴール時は7m。今年2月の熊本トライアルマラソンと似たような条件。大きく撃沈しなかったのは夏の貯金か。

 

膝関係なく、バテテきたのが34K地点。もう足が動かなくなる。何とかリズムだけ意識して動き続ける。目標はキロ5分を超えない事。海岸沿い最後の折り返しを回ると強烈な追い風。身体が浮く。頭を下げて背中を丸めて下をみて足を運ぶ。海では多くのサーファーが波を待って浮かんでいた。

ここから抜く事はほとんどなく、抜かれるばかりに。道のあちこちに倒れこむランナー、足が攣るランナーが。

抜かれたランナーの背中については取り残され、また抜かれたランナーの背中についていく。それを繰り返しつつ、口は動くので声援に「ありがとう」と、自分を鼓舞するために大声をあげ、颯爽と抜いていくランナーには「ナイスラン」と、余計なお世話の口うるさいランナーとなり足を動かし続ける。

 

時計を見ると、何とか3時間6分でゴール出来そうだ。ラスト1K、抜きつ抜かれつのランナーから遅れる事、数歩、笑顔でフィニッシュ。ゴール後、グータッチを交わす。

 

脚を止めると痙攣する。やっと終わった。めちゃくちゃきつかったけど、終わった後は「楽しかった」という高揚感が半端ない。幸せだった。ゴール地点でも多くのボランティア高校生にお礼を言う。

着替える場所に戻り、座った途端に右ふくらはぎが攣った。人生で一番激しい攣り方で一人悶絶。これを二度繰り返し、何とかカバンからポカリを取り出して丸々一本飲んだところで痙攣が治まる。

顔を洗ったり体を拭いたり、ゲストのレジェンド君島健二さんと写真を撮ったりしてお祭り気分を味わう。

帰りの車内も3人で「楽しかったなぁ」「また行こうなぁ」を連発して18時半別府に到着、解散。

帰宅後、風呂に入り強めに飲酒しながら食事。20時に早くも就寝。6時起床。年休を貰っていたので、のんびり子供の朝食作り。朝7時、2日ぶりにようやく便意が。今後は「便意は無いのが当たり前」とし口にした食事は全てレース時のパワーとなっている、と決める。

 

現在、月曜日の16時半。明日、仕事に行けるのか?というほどの筋肉痛だが、やっぱり幸福感の方が大きい。長くなったので急に終わり。また思い出したことがあれば、書いていこう。最後は今回のレースの記録。心拍数は高すぎるだろ。きっと間違えのはず。今日も早く寝よう。

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