娘は父親の血を受け継ぎ、とても天然パーマだ。幼い頃は僕が前髪をパッツンに切っていたが、小学校に上がる事から、前髪を伸ばす事にこだわりだして髪に触らせてくれなくなった。
最近、仲の良い友達が前髪を作っているのが羨ましかったらしく、先週の金曜日、数年ぶりに娘の前髪を切った。一応、YouTubeでカットの方法を見てから切ったのだが、癖が強すぎて上手く出来ない。仕上がりは切った本人が見ても「う~ん?」だ。それでも娘は喜んでいた。
が、やはり学校にいったら仲の良い友達に「モジャモジャ」みたいな事を言われた様子。とても落ち込んでいたので、嫁の行く美容院でプロに整えて貰った。
「前髪切ったね、可愛い」
と言われるのが嬉しいらしく、笑顔が増えた。
昨日の夕方、NHKの地方版で娘が通う小学校が特集され、娘と仲の良い友達が数分間映っていた。恥じらいながらも、笑顔だった。嬉しかった。
嫁と毎朝、洗面所に立つ時間が長くなった。どんどん手を離れていくのは寂しいが、このまま素敵な女子になって欲しい。と、坊主頭の父親は思っている。